前回は書ききれませんでしたので「TEAC CR-H500NT-B」(「-B」は本体がブラックという意です。)のサウンド傾向をレポートします。
【メタルファンに朗報のオススメ入門機!】
当店がTEACの「PD-H600」と「AG-H600」を非常に気に入っていて、リファレンスにしていることはこのblogをご覧いただいている方の多くが既にご存知かと思いますが、やはり2機のサウンド傾向と同じく「ガツンとした鳴りっぷりの良いサウンド」といった第一印象です。
もちろん、一体型であることや価格面からも「2機を組み合わせたサウンドの廉価版」という感は否めませんが、逆に「このサウンドがよく一体型に収められたもの」と感心するクオリティでもあります。
いつもの通り、思いつきで書き出していきますと…、
●アグレッシブで音がバシバシと飛んでくるような開放的なサウンド。
●「緻密」とか「繊細」という言葉とは無縁?のような豪快&パワフルさを持っています。
●高音はやや寂しい(出切っていない)ですが、低音は思いの外に深さ(重低音までよく出ている)があって、重厚感・情報量もそこそこに感じられます。
●スピード感は「中の上」?「上の下」?という感じで、黒江的には十分合格点です。
要は見出しの通り『(特にバキバキの)メタル向き』な感じのサウンドなんです!
…と、褒めてばかりでは何ですので、気になった点ですが、一番はやはりS/N感で次いで解像度。
簡潔に言えば「少し音が粗く、乱雑でクリアネスが足りない」…と、やはり純然たる「単品コンポ」のクラスには残念ながら及びません。
(まあ、この価格ですから多少の見劣り(聴き劣り)は仕方がないですし、価格以上の音質であることは「太鼓判」で良いと思います!)
しかしながら、「まだ単品コンポまでは手が出せないけどオーディオを少しずつ揃えていきたい」方や、「セカンドシステム」「リビングでコンパクト、且つ本格的なオーディオ」を組みたい方にはオススメしたい製品でした。
で、忘れてはいけないのが(1つ前のレポートの通り)、「インターネットラジオ」機能を搭載していることです。
メタル向きのサウンド傾向、一体型の利便性と省スペース性(って言っても結構大きいですのでご注意を)、国内盤は発売されていないバンドや海外のインディーシーン(インディーズ)まで聴くことが出来るインターネットラジオに『それらを簡単にUSBメモリーに録音出来る+αのおいしいオマケ付き』です。
(特に)メタルファンはぜひチェックしてみください!(J-POPやROCKも全然イケますよ!)