久しぶりにアンプのヒットです!
中国に本拠地を構えるDUSSUN(ダッサン)の創業者でもある設計者は、オーディオアンプの設計者としてはあまりにも有名なMarkLevinson(マーク・レビンソン)が展開していたRED ROSE MUSIC(レッド・ローズ・ミュージック)のアンプの設計や製造などをしていたそうで、つまり「MarkLevinsonのお弟子さん」という感じだそうです。
(音を聴いた上で言われれば、なるほど確かに通ずる点があるように思えます。)
【バキバキの鋭さ、剛速球的なハイスピード。】
「鋭利なナイフ」といった鋭さ・切れ味ではなく、「チェーンソーやのこぎり」的とでも言いましょうか、そこら中を切り刻むような、なぎ倒すような感じの鋭さで、音のエッジがしっかりしているんだけど線がシャープではなく、音に骨(芯)と肉がしっかりとついているんだけど「贅肉的な感じの無い」タイトなサウンドです。
スピード感もスパッと抜けていくような、シャッと切れていくような快速球的ではなく、手元で球が伸びるような、ドライブ感の非常に高いハイスピードで、バスドラにビーターがヒットした瞬間・スネアの皮の張り・ギターバッキングの激しいピッキング音・ラウンド弦ベースの歪み…などなど、弾け飛ぶような音、アタック音などが非常にいい感じです。
ちょっと回りくどくなりましたが、簡潔に言うと…
●癖のないストレートなサウンドが基調。
●上記の通り強調が激しいわけではないが、パワフルでドライブ感の高い傾向。
●やや低音より。
●低音の解像度が非常に秀逸。(しっかりと出し、緩みがなく、芯も肉付きもある。)
●サウンドステージも広すぎず、狭すぎず、しっかりと描き出す。
●やや高域に不足感があり、華やかなサウンドではありません。
…と、こんな感じでしょうか。
黒江的には、このえぐる様な、ビシビシ・グングンと来る感じがとても気に入りました。
(このアンプを聴くと、TEAC AG-H600がまだ全然鮮やかな方だな…と。少し訂正レポート書くと思います。)
傾向的には「TEAC・PRIMARE」あたりに近く、雄々しいタイプのサウンドです。
出力は8Ωで100Wとありますが、ATCなどの比較的重めのスピーカーでもかなり鳴らせるので、(サウンド傾向とは違う意味で)パワーも十分。
電源オンの際に、(ボリュームが自動的に絞られて)自動ミュートするなど、ちょっとした小技も光る期待のルーキーだと思います!
ザ・ステレオ屋サウンドがお好きなら、絶対に自信を持ってお勧めできるアンプです!
しかも、この価格なので、初中級(ビギナー)ユーザーにも何とか手が届くのではないかと思います。
http://www.audiorefer.com/dussun/t6.html
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