TIGLON MGL-1000A

一つ前(昨日)のエントリーに引き続き、TIGLONブランドの電源ケーブルのご紹介です。

昨日のラインケーブルと同様ですが、ラインケーブルのそれ以上に突出したS/N感の良さはかなり高額な部類の電源ケーブルにも引けを取らないものがあると思います。

例えば「イントロに一瞬の間が入ってから出だしの音が鳴り始める」ような曲などでは、MGL-1000Aは一瞬「シンッ」と静まりかえる中に突如として音がではじめるのですが、他のケーブルではこの静寂にどことなくザワザワとしたものが感じられます。

加えて、ギターの弦がわずかに擦れるような音、少し奥の方で鳴っている小さな音、微かに残る残響などがしっかりと再現されていて音場の見通しがとても良好です。

…と、とにかく先日のMGL-1000Rでも述べている通り、S/Nの良さからくる利点が非常に多く、オーディオにおける『S/Nの大切さという原点に立ったケーブル』といった印象です。

MGL-1000Rと同じく(あまりシールド的な音にならないと書いた)マグネシウムシールドを特徴としますが、こちらは少し音に丸みが出たり、音のエッジに滲みが出たり、音に少し潤いや艶が乗せられている印象があるので個人的には僕のもっとも好むタイプではありません。(シールド云々ではなく、線材からくるキャラクターと推測しますが…。)

が、いずれも大きく脚色されるような程度ではありませんので、むしろこれらを良しとされる方も多いと思われますし、良く言えば「えぐみが取れ、ささくれ立った感じが解消される」とも言えると思います。

…と、色々と書きましたが、(ぴったんこの好みではないものの)その高い基本性能を取り入れるべく現在ザ・ステレオ屋オーディオルームのメインコンセント→タップ間用に使用中です。
(この位置での使用は全体に効き目[高S/N感]が行き渡りますが、機器に直結するケーブルの方がキャラクターが強く反映されるので前述の脚色感はより薄まります。)

http://www.tiglon.jp/mgl1000-a.html

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
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