PCオーディオ/ネットワークオーディオ

今回からはしばらくPCオーディオ/ネットワークオーディオのレポートを連載しようと思っていますが、第1回目はとりあえず用語の解説からです。

まず、当店が呼称する『PCオーディオ/ネットワークオーディオ』という言葉ですが、基本的にはどの情報(雑誌・blog・BBS等)でも共通の意義で統一されている感はありますが、念のため定義を再確認しておきます。

『PCオーディオ』とは、WindowsやMacといったPC(パソコン)とオーディオ機器を主にUSBで接続し、高音質化を図る目的のものとします。
元々、PCには音を出すための装置(オーディオデバイス)が付いていますが、これを使わずに外部の機器を使用することから外部音源などとも呼ばれ、他にもUSBオーディオなどとも呼ばれます。
また、デスクトップPCには「オーディオボード」と呼ばれる装置(オーディオデバイス)が内蔵されていて、これを高音質のものに交換するという手法もありますが、昨今の『PCオーディオ』と呼ばれる分野では(主に)外部に接続するものだけが対象になっています。

一方の
『ネットワークオーディオ』とは、パソコンを介さずにネットワーク対応のオーディオ機器から『NAS(Network Attached Storage)』[通称:ナスと呼ぶ方がほとんど]というネットワーク経由で使用する(外付け)HDD(ハードディスクドライブ)の情報を読み込んで再生する、またはそれに準ずるものを指します。
総枠では『DLNA(Digital Living Network Alliance)』などとも呼ばれますが、音・音楽に特化したのが『ネットワークオーディオ』です。

なお、最近Appleが開始したサービス?の『AirPlay』はネットワークオーディオではなく、どちらかと言うとPCオーディオの方に所属します。
なぜなら『AirPlay』はあくまでMacやPC(iPod/iPhone/iPad含む)を介してAirPlay対応の機器に音楽や動画を送る機能であり、「USB接続していたところをワイヤレス(無線LAN・Wi-Fi)接続に対応した」と考える方が妥当だと思うからなのですが…。(ちょっとコレは勝手な定義なので自信があるわけじゃありませんが…。)

…と、こんな感じですが、とりあえず『PCオーディオ/ネットワークオーディオ』の指す言葉の意味は分かってもらえたでしょうか。
また書き進めて行こうと思います。

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