revolver Music 1 【黒江イチオシ!】

表題の通り、久しぶりに個人的に好きなタイプのモニターと巡り逢いました。

その名も『revolver Music1』

…と言っても、もうかれこれン年も前にその音は知っていたのですが、この度やっと『ザ・ステレオ屋ファミリー』に迎え入れてやることが出来ましたので、記念のショットと共に(同価格帯のATC SCM7とのvsレポート形式で)ショートレポートを書いてみます。

【大砲のようなATC SCM7 vs ピストルのようなrevolver Music 1】
(ブランド)名は体を表す。…とでも言いたげな見出しですが、「ピストルのような~」というのは兼ねてからELACのモニターによく使っていた言葉であり、このrevolverのために(わざわざ)考えたわけはありません。

(あえて対極的に表現すれば)ATCは「ドンッと重戦車のような大口径の砲撃」で、revolverは「パンッと弾丸のような射撃」というイメージです。
もう少し具体的に書けば、
ATCは芯の太い(しっかりとした)音が空気ごと押し出すかのように、パワフルに、張り出すように飛んでくるタイプで音の体重をしっかりと感じさせてくれます。
revolverは線の細い音が空気を切り裂くかのように、直線的に、鋭く、スピーディに飛んでくるタイプで音の切れや粒子感を感じさせてくれます。
この辺りがELACと似た印象であり、僕の好むところでもあるのですが、低域を何とかして出そうとするELACに対し、revolverは(まるで諦めたかのような)やや薄目の低域でその”潔さ”とも取れるサウンドは「明瞭かつハイスピード」、そこから来る定位の良さと相まって僕の好きな「万能ではないけど突出した武器を持つタイプ」なのです。

とにかく「音の粒子感」が抜群で、今まで聴いてきた中でも1,2位を争うと言っても過言ではありません。
「ザクザク・ゴリゴリ・バリバリ」といったハイゲインのディストーションギターも最高なのですが、何よりも僕が気に入ったのはシャウト(ボーカル)の激しい絶叫・咆吼・嗚咽が非常にリアルに聴こえることです!
(シャウト系ボーカルの僕が言うのですから、この点だけは間違いありません!)

久々に『ザ・ステレオ屋(黒江)』イチオシのモニターがビギナーにも(何とかギリギリ)お勧めできる価格(141,750円ペア)で登場しました。
「喉の奥で歪んだ激しい叫びが何よりも一番の聴き所だ!」という奇特?な方はぜひ一度聴いてみてください!

http://www.revolveraudio.co.uk/music.htm
http://allegro-audio.sakura.ne.jp/Revolver.htm

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
manager@digitalside.net

One Response to “revolver Music 1 【黒江イチオシ!】”

  1. […] 以前にご紹介した通り、revolver Music 1 【黒江イチオシ!】最近やたらとお気に入りの「revolver Music 1」なのですが、強いて言えば1点だけ気になることがありました。 それは…、いくら黒江が「『逆低域フェチ』で低域は必要最小限だけ出ていればよく、低域の出過ぎがなによりも嫌い。」だったとしてもちょっと低域が物足りないかな…、強いて言えばもう少しだけあったら完璧なのに!と思っていたことです。 (Music 1の低域量は必要最小限ギリギリだとは思います。) […]

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