TIGLON MGL-1000A

8月 26th, 2009

一つ前(昨日)のエントリーに引き続き、TIGLONブランドの電源ケーブルのご紹介です。

昨日のラインケーブルと同様ですが、ラインケーブルのそれ以上に突出したS/N感の良さはかなり高額な部類の電源ケーブルにも引けを取らないものがあると思います。

例えば「イントロに一瞬の間が入ってから出だしの音が鳴り始める」ような曲などでは、MGL-1000Aは一瞬「シンッ」と静まりかえる中に突如として音がではじめるのですが、他のケーブルではこの静寂にどことなくザワザワとしたものが感じられます。

加えて、ギターの弦がわずかに擦れるような音、少し奥の方で鳴っている小さな音、微かに残る残響などがしっかりと再現されていて音場の見通しがとても良好です。

…と、とにかく先日のMGL-1000Rでも述べている通り、S/Nの良さからくる利点が非常に多く、オーディオにおける『S/Nの大切さという原点に立ったケーブル』といった印象です。

MGL-1000Rと同じく(あまりシールド的な音にならないと書いた)マグネシウムシールドを特徴としますが、こちらは少し音に丸みが出たり、音のエッジに滲みが出たり、音に少し潤いや艶が乗せられている印象があるので個人的には僕のもっとも好むタイプではありません。(シールド云々ではなく、線材からくるキャラクターと推測しますが…。)

が、いずれも大きく脚色されるような程度ではありませんので、むしろこれらを良しとされる方も多いと思われますし、良く言えば「えぐみが取れ、ささくれ立った感じが解消される」とも言えると思います。

…と、色々と書きましたが、(ぴったんこの好みではないものの)その高い基本性能を取り入れるべく現在ザ・ステレオ屋オーディオルームのメインコンセント→タップ間用に使用中です。
(この位置での使用は全体に効き目[高S/N感]が行き渡りますが、機器に直結するケーブルの方がキャラクターが強く反映されるので前述の脚色感はより薄まります。)

http://www.tiglon.jp/mgl1000-a.html

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
manager@digitalside.net

TIGLON MGL-1000R(RCA)

8月 25th, 2009

同ブランドの他のケーブルでも同じことを書きますが、TIGLON(ティグロン)のケーブルはとにかくS/Nが良く感じました。
何よりも、まずはこれに尽きます。

一般的な銅線やアルミ箔のシールドとは異なり、同社の特有な持ち味である『マグネシウム』を使ったシールドなのが特徴ですが、
僕は基本的にシールドされたケーブル嫌いなのです。
その理由は…
●S/Nが向上する代わりにスピード感やキレが落ちる。
●全体的におとなしくなる。
●何となくですが、付加価値を上げようとするばかりでやり過ぎな感じがしてしまう。
…と、とにかくシールド(=外来ノイズからの保護)はその意味の通り、過保護な音になっている気がするのです。
(なので、僕はシールドを剥いだり、皮膜を脱がしたりしてケーブルの導体だけを抜き出して[開放して]使用することがしばしば…。)

そんな中、このケーブルは3重ものシールド加工にも関わらず、音が死なない(閉じこめられた感じが少ない)点が非常に優秀ではないかと思います。
それでいて、多重シールドの利点である『S/N感』は抜群。
何もない空間にポッと音が浮かび上がるのは誰が聴いても分かり易く、システムのグレードアップに最適です。

高域~中域~低域のバランスも良好。
低域の量感が持ち上がったり、緩くなることもありません。
が、僕が好きなシャープ&タイトなケーブルに比べると幾分か芯が太く、のんびりしていますので使いすぎるとどんどんお上品になってしまいそうです。
(セパレートアンプやDACをお持ちの方は特に)ココっていうところにワンポイントで使えるとベストではないでしょうか。
(ちなみに、黒江的にはCDプレーヤーなどの「送り出し→アンプ間」よりも「プリ→パワー間」の方が好きでした。)

http://www.tiglon.jp/mgl1000.html

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遅まきながら…

8月 21st, 2009

ブログ形式にリニューアルいたしました!

これまでは「しっかりと仕上げたコンテンツ」だけを掲載する方向でしたが、
日々方々に追われ、なかなかじっくりと取り組むことが出来なくなりましたので
「もう少し気楽な感じで色々と書きたい(思ったことや感じたことをお伝えしたい)」と思い、
この様なスタイルのサイトにリニューアルさせて頂きました。

ブログとは言え、最近利用者が増えているTwitter(ツイッター)のような
短めのテキストなども多く掲載することになるかと思います。(そのぶん華やかさは無いことと思いますが…。)

新しいカタチとナカミの(オーディオ)音楽イベント『my-musicstyle』
ハードロック/ヘヴィメタル誌の最大手『BURRN!』誌
総合音楽情報誌『CDJournal』誌(バーン!とCDジャーナルは揃って25周年!)
と合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。

末永くよろしくお願いいたします。

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