NuForce Icon2 and Icon uDAC2(μDAC2)

9月 18th, 2010

タイトル通り、本日発売のNuForce Iconシリーズをいち早く試聴することが出来ましたので、早速レポートします。

【完璧な進化を遂げたコンパクトアンプ】

とりあえず、結論から書きましょう。
Icon2は『アンプとして成り立つレベルまで進化した』と言え、個人的にはかなりの高評価となりました!

幾つかポイントがありますが、

まず、もっとも評価したいのが…
車で言うエンジン(スピーカーを大きな音で鳴らせるか)が、12Wから24Wと倍増したことはスペックで明確ですが、きちんとボリュームを大きくしてスピーカーを鳴らせるようになりました。
…これは、以前の初代モデルでは『ボリュームを最大にしても音の大きさが小さく、(それでも近距離・室内・小音量で使う分には十分でしたが)アンプとしてはあまりにも非力』だったこと、
『加えて、その最大値の2/3くらいの音量以上になると、明らかに音が歪んだり割れたりしてしまうので、どのみち実用的ではなかった』ため、僕は『アンプはおまけに近い』とも表現したことがあるくらいでした。

…が、Icon2は違います。
『爆音』…とまではいきませんが、いわゆる大音量くらいまでは充分に音量を上げることが出来、(それでもある程度以上の音量になるとやはり歪んだり割れたりしてしまいますが、)かなりの音量に達するまで歪みや割れは発生しません。
(今回使用した「HAYDN GRAND SPECIAL EDITION (インピーダンス:4Ω/能率:88.5dB)」の場合、縦置きにしてちょうど(時計の短針が)12時を指すあたりが限界でした。(←かなりの音量です。))
普通の使用環境であれば非力さに悩むことがなくなることと思われます。

次に、基本的な音質の向上です。(これまた明らかに異なります。)
まずS/Nです。細かい音がよく聴こえるようになり、音の位置関係、音の粒の大きさ(面積・体積)がしっかりと分かるようになりました。
立ち上がり、音の抜け、スピード感も上々で、簡潔に言えば「Icon2を聴いた後に初代モデルを聴くとモヤモヤ・モワモワしていて聴けたものじゃない」というくらいの変化です。(但し、中音量以上の場合。)
そのくらいに1音1音がスッキリしていて、クリアになっています。

ちなみに、注目の点は付属の「ACアダプター」です。
初代Iconには25WのACアダプターが付属しており、(その非力さをカバーするために)強化電源と呼ばれる45WのACアダプターを発売した経緯がありますが、Icon2には(なんと!)60WのACアダプターが最初から付いてくるのです。
しかも、コンセントとの接続はIECインレットとなっているので、電源ケーブルの交換も可能です。(強化電源はコネクターが特殊でケーブル交換が難儀でした…。)
早速、お気に入りの電源ケーブルに交換してみたところ、期待通りに音質・傾向が改善しました。これは嬉しい誤算?でした。

以前から評価の高かった(高音質な)ヘッドホン出力も健在、パソコンのサウンドを手軽に高音質に出来るUSB-DACもスペックがほぼ倍増し、より透明感の高いサウンドになっています。
試聴をするまでは「価格がちょっと上がりすぎたかな?」…とも思っていましたが、価格差以上で十分にお釣りがくる向上だと(黒江的)太鼓判を押させていただきます。

…なのですが、必要以上には期待はしないでください(ね)。
あくまでコンパクトアンプとしての評価ですから、通常サイズ(やハーフサイズ)のアンプには及ばない点も多くありますし、「XX万円を凌駕する!」…なんてことではありません。

例えば、「ボリュームが12時以上になると歪みや割れが出る」のも、正確に言えば「ボリュームが12時以上になると歪みや割れが“目立つ”」ということであり、12時以前でも「目立たないだけで」歪んだり割れているわけです。
(もちろん、それが「良い味」を出している場合も多々ですし、個人的にはIcon2の味は「ストライク」なのでかえってプラスに捉えてしまっていますが…。笑)

とにかく、初代Iconのスピーカー出力に不満をお持ちだった方はもちろん、新たにコンパクトなオーディオを組んでみたい方にはマストなアイテムになると思います!
デザイン良し、パソコン繋いで良し、ヘッドホン繋いで良し、スピーカーもこなせるようになった「Icon2」オススメです!

今なら、各色在庫ございます!

…長くなってしまったので、一旦区切らせていただきます。続きは出来次第また更新させていただきます!

P.S.
めんどくさかったのもありますが、初代IconとIcon2は「Icon2に付属していた、まったく同じACアダプター・(付属の)SPケーブル」を使用して比較しています。

Icon2はシリアルナンバーのところにかろうじて「Icon2」と書いてあるので見分けがつきます。

Icon2はシリアルナンバーのところにかろうじて「Icon2」と書いてあるので見分けがつきます。

(奥に見えている)初代Iconとデザイン(外観&端子部)は全く同じで見分けがつきません。

(奥に見えている)初代Iconとデザイン(外観&端子部)は全く同じで見分けがつきません。

HMV渋谷閉店のあとに…。

8月 27th, 2010

閉店ライブが行われたり、シャッターが降りるところまでもが演出やイベントになるのは“さすがHMV渋谷”といったところだと思います。

僕は(2大勢力のあちらと、こちらなら)断然HMV派なのですが、HMV渋谷にお世話になったかというと、実際は数えるほどしか利用をしてきておりません…………。

…………って、なぜなら、僕は(VIVRE B1Fの)横浜店が本拠地だからなのです!
HMV横浜にはお給料の何か月分を注ぎ込んだでしょうか…。数年分?の方が正しいかもしれません。

もっともCDを買い漁った当時はまだ横浜には(あちらの)黄色いショップがなく(だから自然とHMV派)、こちらの黒とピンクの(イカした)袋をいつも横浜帰りには手にしていた気がします。

そして、封を開けたばかりのCDを聴きながら、ケースや歌詞カードを握りしめるんです。
耳と目と手触りで、今さっき買ってきた音楽を確かめるように。
僕はダウンロード・配信を否定しません。
でも、ダウンロードや配信では“決して実感できない音楽”があると思っています。

ちょっと脱線しましたが…、
なので、渋谷店ではあまり買ったことはないのですが、場所がどこだろうが僕にとって(大手の)CDショップといえば「=黒とピンクの(イカした)」看板だったのです。
だから、あの光景を見ることは僕にとって“まるで好きだった子や友達が、どこか遠くに引っ越してしまう”ような、そんな気持ちになる出来事でした。

それともう1つ、過去4回ほど、原宿や恵比寿で『my-musicstyle』が開催される際に快くフライヤーを置かせてくれたのも『HMV渋谷』さんの印象的な一面でした。
中には「(あの黒とピンクのイカした)買い物袋に入れときますよ」と言ってくれた店員さんも居たので、HMV渋谷で買い物をした際にmy-musicstyleのフライヤーを(半ば強制的に!笑)手にした方もいらっしゃるかもしれません。

また余計な詮索ではありますが、給料日明けの今週末ではなく、一足早い8月22日をもって閉店したのを考えると「8月いっぱいの契約で8月中に什器類など、すべてを出して撤去する」という段取りだったのかな…、だとしたら次がすでに決まっているのかもな…とか、
(今の場所があまり良くないので)次に入ってくるのがもしAppleストア渋谷(の移転)だったら、ちょっと皮肉な出来事だな…とか、色々考えれば考えるほど、ちょっと切ないです。(もし、万が一、これがHMV横浜だったら、もっと心にぽっかりと大穴が開いたでしょうけど。)

CDが売れなくなって、HMV渋谷は姿を消します。
けど、最後に集まった熱心な音楽ファンを筆頭に、本件に言及した数々のアーティスト、昨今ではダウンロード配信そのものを否定するアーティストも少なくはありません。

HMV渋谷は姿を消しました。
けど、またいつかHMV渋谷が帰ってくるかもしれません。
上手く言えませんが、僕はまた今度の休暇にでもCDを買いに行こうと思います。
最近はMySpaceやYoutubeでお気に入りの曲を探しては、そのCDを買うのがマイブームなので。

最後に、my-musicstyleの代表としてこんなツイートもしてみています。
http://twitter.com/my_musicstyle/status/21895287128

P.S.
(書き進めているうちに)すでに5日が経ってしまいました。
すでにこのニュースすら忘れ去られている感がるのは気のせいでしょうか…。
もしそうだとしたら、それが一番切ないですよね…。

JODELICA [THE SOUND SOURCE]

8月 6th, 2010

前回に引き続き、コンセントのレポートです。

今回は(画像は前回のをご覧ください。)真ん中の白いヤツ「ジョデリカ」です!

前置きは省いて特徴を並べていきましょう。
(Fimやj1との比較なので先に1つ前のエントリーを読んでからにしてくださいね。)

●音の濃さ、厚み、密度感…つまり≒情報量がもっとも高く、どっしりとした安定感がある。
 (もちろん、「重々しい」ということではありません、あくまでも他の2種と同様にモニター的です。)
●音の線が太いが、輪郭はしっかり、音崩れや団子状になることがない。
●「安定感」という言葉がピッタリの定位感と音の存在感。
●力強くもあるが、ドライブ感にも優れる。
○キレっキレのシャープ&ハイスピード系ではない。
○前述の通り「ドライブ感」は感じさせるけど、「疾走感」「ハイスピード」という印象が“まずすぐに”浮かぶような傾向ではない。
 (決して「疾走感」「ハイスピード感」が無いということではないのでご注意ください。)
○やや中低域よりの「腰の据わったサウンド」。(好みが分かれるところ。)

(特にFimと聴き比べた際の)パッと聴きの印象は…
「ん?あれ?これ、WATTaGATE [WATTaGATE 381]に似てない?」と思わずこぼしたくらいに、印象が似ていました。
(※WATTaGATE 381は金メッキだったためか、もう少し「音に響きがあって、鳴りっぷりが良かった(のに解像度が高くて整頓されていた)」感じかなぁ…と思いますが。)

(現在WATTaGATEが手元にないので比較はできませんが、)Fimよりも解像度・情報量・S/Nがあって、落ち着いています。
(Fimの方を悪く)もっと言えば、落ち着きのない、ややささくれ立った感じや刺々しく硬めのFimに対して、WATTaGATEやJODELICAは「ハイグレード」な感じなのです。
実際、WATTaGATEは3万円クラスですし、JODELICAは約2万円(18,900円)なので頷ける結果とも言えます。

以前からFimやthe j1 project [JPC2-15]だとシャープすぎるという方も多かったので、僕の好みよりももう少し重厚感が欲しい方にはJODELICAの方が向いていると思います。

…にしても、the j1 project [JPC2-15]はCP高いと思うのでぜひぜひ一度聴きに来て頂きたいですが!

まだ、FURUTECHのNewモデルもあるし、j1のロジウムモデルもあるので少しずつレポート出来たら良いなと思います!

the j1 project [JPC2-15] 【New Reference WallOutlet!!】

7月 30th, 2010

少々ネタ的には古いのですが…、今日は久しぶりに「電源関連」のレポートを書こうと思います。

…というのも、ようやく長年のリファレンスに変わるコンセントを見つけたからなのですが…。
(※先に言っておきますと新製品のコンセントではなく、比較するのが&レポートを書くのがずいぶんと遅くなっただけです…。)

まず、(先に画像を見てもらった方がいいかもしれませんが、)以前からのザ・ステレオ屋ユーザーさんや当店の従来のコンテンツをくまなく見てくれている方にはおなじみのFim [Model 880](写真左端)が今までのメインであり、不動のリファレンスでした。

Fim [Model 880]はとにかく分解能に優れていて、定位感、スピード感が抜群。
広がりや華やかさ、低音を効かせる、艶が乗るなどの「音楽性」「オーディオ的」な要素は“まったくありません”が、「モニター的」な正確さ、脚色の無さは僕を筆頭にザ・ステレオ屋のユーザーさんの間では“これ以外に無い!”というくらいの鉄板コンセントだったのです。

(※S/Nやレンジ感ではFURUTECHのロジウム(主に[FP-20A R])に軍配が上がるので当時はこの2つを同格としていましたが、Fimの生産終了後しばらくは“止む無く”FURUTECHのみをリファレンスに格上げしていました。…が!、正直どちらか一方をとるのならFimをとりたいと思っていたほどです…。P.S.『FURUTECHもマジで好きですよ!』)

ちなみに、ここでいうFimはコンバックコーポレーションが本国Fimに(いわゆるOEM的に)作らせていたFim [Model 880](灰Fim:文字通り灰色ボディのFim)であり、海外で通常

販売されている青Fim(文字通り青いボディのFim)や、最近流通している金メッキモデルとはまったく異なります!(※ぜんーっぜん!音が違うのでご注意ください!)

そして、月日は流れ、その間にもたくさんのコンセントを試してきたのですが…………、

ようやく「これだ!」ってコンセントを見つけました!

…………それが、the j1 project [JPC2-15](写真右端)なのです。

あまりグダグダ書いても何ですので、端的にいきましょう。

Fim [Model 880]と同等またはそれ以上と感じられたのは、
●やはり高い分解能。(Fimよりも細かさという点では上だと思います。)
●音の繊細さ。(分解能と≒ですが、か細い音・か弱い音・微弱音・余韻などのレベルの小さな音の再現性が高いです。)
●広がり。(Fimには全然なかった≒物足りなかった、音の広がりがあります。)
●スピード感。(Fimのバシバシと切り裂くようなスピード感ではなく、細かい粒が(身体を)突き抜けていくようなスピード感です。)
●低域のタイトさ。(タイト≒薄めとも言えるので、好みによっては減点対象かもしれません。)

Fim [Model 880]方が上(かな)と感じられたのは、
●音の激しさ、良い意味での粗さ(荒さ)の表現・再現性。(厚い・熱いと言うべきか、ストレート・無骨・素直な感じはFimの方があります。)
●定位感。(the j1 project [JPC2-15]もビシッと定まるのですが、Fimはよりどっしりとしていてドンッ・バンッと音像の存在が出ます。)
●スピード感。(激しさの分?、ちょっとだけFimの方がハイスピードです。)

…と、Fimと聴き比べても遜色ありません。
Fimに比べると、「よりシャープになっていて、とにかくきめ細かい」という印象が強いのですが、僕の大好きなスピード感が損なわれていないのが好印象・高評価という感じです。
また、Fim同様にこの[JPC2-15]もノンメッキであり、不要な音色や響き、色づけがないのも同様であり、大きな共通項と言えると思います。

ちなみに、価格は6,825円とFimより2,000円くらい安いのでぜひぜひ気軽に購入してください!
(発売より2年くらいは経ってるはずなので、急がないと終了しちゃうかも?笑)

P.S.
写真中央のJODELICA(ジョデリカ)[THE SOUND SOURCE]もレポート予定です!

2010/08/06 追記:
http://blogs.yahoo.co.jp/digital_side/27908380.html
にて以前にプチレポートを書かせていただいておりますが、タップケースの違い(相性)や、聴き込んだ時間などが異なりますので、若干異なる点がありますが最新の当レポートをメインとさせていただきます。

AiTEC λ(ラムダ)5.35 (レンタル開始します!)

7月 6th, 2010

ちょっと遅ればせながらですが、各所で話題になっているという表題の製品をレポートします!

【明らかな変化をもたらす、魔法の箱。】

1.AiTEC λ5.35(ラムダ:Λとも表記)は「ただの箱」です。
2.その「ただの箱」から電源ケーブルが生えています。
3.その電源ケーブルをコンセントプラグに挿すだけです。

その効能は…
●スッと(音場の)ザワつきが取れ、見通しが良くなります。
●1音1音がしっかりとし、音の密度感が高まります。
●いわゆる情報量が向上し、余韻や低域の沈み込みなどが増します。
●小音量時に聴こえる音数が多くなる印象です。
…少し残念なのはスピード感やキレが落ちるという点でしょうか。

大きさ、価格、構造は異なるものの、これまでに同様(空きコンセントに挿すだけ)の製品をたくさん聴いてきましたが、
(エナコム [AC ENACOM]・PS AUDIO [Noise Harvester]・Audio Prism [quiet line]・Quantum (旧製品)・CSEなどなど…。)
この「λ5.35」の効きはさすがの域だと思います!

下流のタップなどに入れるのがもっとも効きが強く、上流(大元のコンセント)に向かうに連れて効きが薄くなるようです。
僕は若干効きすぎだったので、部屋の別のコンセント口や隣室のコンセント口などに導入するのがもっともフィットしました。

(他のノイズフィルター系にも言えることですが、)他にもテレビ・洗濯機・冷蔵庫・エアコン・蛍光灯など、家電側のコンセント口に入れてやることで(そちらからのノイズを軽減・遮断でき)適度な効果を得ることが出来ますので、ぜひご検討の際はあちらこちらで試していただければと思います。
(僕は試していませんが、トースターのコンセント付近に入れてやるといつもより早く焼きあがることがあるとか!?ホントかな?^-^;)

…ということで、いかにも「試してみないことには分からない」製品であることは間違いがないので以前の、当店オリジナル電源ケーブル『MS-12A TS』同様にモニタリング…いわゆるレンタルを開始させて頂きます!

モニターの条件は…
●身分証明書(免許証・保険証・社員証など)を提示いただくこと。
●往復の送料(着払い発送、元払い返送)をご負担いただきます。
 ※ただし、お買い求め頂いた際は2,000円のキャッシュバック。
●配送業者は指定不可、配送センター留め、身分証にてご呈示いただいた以外への配送不可。
●送らせていただくケーブルはあくまで商品となりますので、汚されたり、傷つけられた場合はご購入いただきます。
 ※レンタル品はプロト(試作等)ではなく、量産品(完成品)ですので、そのままご購入いただいても結構です。
 ※当店所有の製品は50Hz(東日本)仕様となりますので、60Hz地区にお住まいの方は別途ご相談ください。
★ザ・ステレオ屋リピーター様には身分証のご呈示を割愛していただける場合がございます。
…となります。
いずれも『原則』とさせていただきますので、まずはお問い合わせください!

【到着!】HAYDN GRAND SPECIAL EDITION【デモ開始!】

6月 25th, 2010

お待たせしました!

表題の通り、(ちょっと前になんですが…)「HAYDN LIMITED」が到着しております!

現在は目下(メタル系を中心に)エージング中ですが画像のUPを兼ねつつ、あらためて聴いた両機の違い・特徴を覚え書き程度に書き添えておきます。
(以前の内容と重複する点は再度感じたことなので「印象が強い」ということだと思います。逆に少し異なっている点などもあるかもしれません。)

まず、HAYDNを聴いてからMusic3を聴くと、Music3は「アグレッシヴ」「刺激的」「パンパンしてる」「低域が少し薄い」「音像型」という印象を持ちます。
こちらの方が明るめで、鳴りっぷりが良いので「元気がよい」という印象でもあります。

やはりMusic3の方が過激な感じがあるみたいですね…。また、ビシッとした定位感もMusic3に分があると思われます。
高域のシャープさから、低域までしっかりとタイトにまとまっていますが、HAYDNに比べると低域が若干沈み切っていない感じがします。

一方のHAYDNはMusic3を聴いてから聴くと「ややおとなしい」「やはり艶感がある」「とにかく透明で細かい」「低域の輪郭がわずかにソフト」「レンジが広い」「音場型」といったところです。

音の綺麗さ、綺麗と言っても「決して化粧や浄化して原型を失ったということではなく」ありのままなんだけど、繊細で透明で細かなところまでしっかりと描けてる(女性のすっぴん的な?)綺麗さです。
前後の奥行き感に優れているMusic3と比べ、上下左右に音場が広く、Music3みたいなカッチリとしたフォーカス感には劣るのですが、広がりからくる自然な音場感を聴いているとMusic3がカチカチにし過ぎていると感じられることも。
低域は明らかに深さ(低い周波数までの伸び)があり、解像度も高いのですが、やや輪郭がソフト(ちょい滲み)な感じもします。

Music3と比べると攻撃的な感じや、たたみかけてくる感じは少ないのですが、アコースティックや歌物なんかを聴くとすごく自然に素直に音が出ている印象で相性も抜群です。
(もちろん、これらはMusic3が苦手というわけではないのですが、HAYDNの方がしっくりくるというか…。)

僕自身、まだ結論には至っていませんが、「メタル系重視ならMusic3」「メタルもポップも歌物もならHAYDN」というところでしょうか。

それと、画像を見ていただければわかる通り、Music3の方が1回り大きいです。
「1回り」なんですが、HAYDNが普通の小ぶりなブックシェルフに見えるのに対し、Music3はちょっと大きめなブックシェルフに見えるくらいの差があるのでこの辺りも検討材料になりそうですね。

いずれにしろ、こんなに「嬉しい悩み」は無いだろうというくらい両者は完成度が高いと思いますので、(片方は当店のみの扱い、片方は限定品)手に入るうちにご検討いただくのが賢明かと思います!

試聴(アポイント)・納期などはお問い合わせください!

Cambridge Audio azur 650C & azur 650A

6月 15th, 2010

今回は、表題のCambridge Audio(ケンブリッジ・オーディオ)社から新たに発売されたazur 650システムを紹介します。

【スタンダードであり、ベーシックであり、ビギナーであり、エントリーなシステム。】

まず、滅多に(特にローコストモデルは)見た目のことから書かないのですが、このazur(アズール)はエントリークラス(は価格を抑えるためにどうしても安い素材、薄い素材を使用しなくてはならない)なのに高級感がすごくあることにびっくりします。

もちろん、採算度外視で高級な材質をふんだんに使用しているわけでもありませんし、特別に有名なデザイナーが設計したとかでもないですし、(他のメーカー同様に)底板にはビスが出ていたりもするので「驚異的な高級感」…というわけではないのですが、「天板の中央手前に同社のロゴをエンボス(風?)加工」していたり、「プラスチック感満載」とか「なんかカチャカチャしてておもちゃっぽい」…といった要素がなく、作りが丁寧で安っぽく感じないのです。

購入時のパッケージ(梱包箱)も段ボールって感じじゃなくて、ノートパソコンとかみたいにツルっとした光沢紙の厚紙にプラスチックの取っ手が付いたような化粧箱タイプ(分かります?)で、「今までのオーディオ」といった感じがありません。
なんか、「これからのオーディオ=次世代のメーカー」とでも言いたげな感じです。(って言いましても、ケンブリッジオーディオは結構歴史あるブランドなんですけどね…。^-^;)

サウンドにも正にそういったプロダクトに対する心意気みたいなものが表れていて…、

●いわゆる「オーディオ・オーディオした(作りこまれた旧態依然)サウンド」ではない。
●良くも悪くも「どんなジャンルでも無難に鳴らせそう」なニュートラルな印象。
●ほんのり艶やか、ちょっとしっとり。
●かっちり、きっちり、切れ・スピード感といった傾向ではない。
●明るく、力強く、パワーで押してくる傾向でもない。
●「明瞭・すっきり」といった透明感(S/Nの高さ)ではなく、「音に淀みがない・ザワつきがない」という透明感(S/Nの高さ)の高さを感じます。
●男女共にボーカルは抜群で、声の質感や(もちろんそれぞれの歌手を目の前の生で聴いたことはないんですが…!^-^;)声のリアリティは同価格帯でも群を抜いている感じです。

音の傾向に関しては前述の通り「ニュートラル」が基調なので、総じて癖の強い音には感じられませんでした。
(そういうヤツほど、「褒めどころが難しい」んですよね…。)

ですが、「この価格でこのサウンドが手に入る」という点では非常に高いCPを持っていて「輸入ブランドは国産ブランドよりCPが悪い」と思われ(言われ)がちですが、(僕は元々そんなこと思っていませんが)同価格帯~1クラス上の10数万円クラスあたりまでとならガチンコで聴き比べても聴き劣りしないと思います!

これからオーディオをはじめられる方、1クラスグレードアップをご検討中の方、J-POPやボーカルものを中心に、CLASSIC・HARD ROCKあたりまでが中心ジャンルの方はぜひazurも選択肢に入れてみてください!

MicroShar μAMP109G2

6月 10th, 2010

今日はマイクロシャーの超小型(の据え置き)ヘッドホンアンプ…と呼ぶべきか、ポータブルヘッドホンアンプと呼ぶべきか、とにかくその両方を兼ね備えたヘッドホンアンプを紹介します。
(試聴機器は…黒江のリファレンスヘッドホン「ATH-AD1000」と「iPod nano(1st generation)」を使用しています。)

【ベースブーストが地味ながらもかなり重宝する憎いヤツ。】

以前より、iPodでもモデルによって音が違う(良し悪し(音質)も、音色も)ことは述べてきていますが、今回の試聴に使ったiPod nanoは今まで僕が聴いてきたものの中でも音が悪い方かな…と思っています。(ルックスは過去最高に好きなんですけどね…。)
で、このiPod nanoはちょっとのぺーっとしているというか、大袈裟にいうとこもった感じなんです。

そこで、このMicroShar μAMP109G2を接続「iPod→ATH-AD1000からiPod→μAMP109G2→ATH-AD1000」(なので経由?つまり余計なものを1つ増やすとも取れます。)して聴いてみると…
●こんもりしていた感じが取れ、1つ1つの音がしっかりしてくる。
●「クッキリ」とか「ハッキリ」とか「明瞭」という輪郭が出てくる感じではない。
●ザワつき、モヤつきなど音のヴェール感が取れるので、1音1音がしっかりとし、透明感が向上して聴こえる。
●鈍足ということではないけれど、キレやスピード感が出ることはない。
●アタック感やパワー、エネルギー感は向上する。

…など、その密度・情報量がある傾向のサウンドで、背面のゲイン(最大音量を+15dBまで上げることが出来る)を上げればかなりの音量を出すことができ、
(基本は「ポータブルヘッドホンアンプ」という位置付けのようですが)「一般的なの据え置き型のヘッドホンアンプにも匹敵する」といっても過言ではありません。

価格差はありますが、僕のお気に入りのicon mobileとも聴き比べてみたところ、
icon mobileも同じく透明感が向上して聴こえるのですが、同じ「透明感」でも、こちらは抜けが良くてさっぱりとした…という印象でした。

…と、前置きが長くなりましたが、MicroShar μAMP109G2の僕にとっての最大の魅力は見出しの通り「ベースブースト(BASEコントロール機能)」です!
要は低音を(加減の無い、±0の状態[FLAT]から+6dBまで)好みに強調することが出来るというだけの機能なんですが、これがすごくナイスな機能なんです。

例えば、僕の愛用するATH-AD1000は抜けが良くてシャープで切れがあるモニターなんですが、少し低音は控えめ。
それをベースブーストで少し持ち上げてやると、とても良い帯域バランスで聴くことが出来ます。

逆に低音を引く(控えめにさせる)ことは出来ないのは残念ですが、狙ったのかどうか、このμAMP109G2は元々低音が若干控えめなんです!
(±0の状態[FLAT]はBASEを-2くらいにした印象っていうことです。)
なので、僕はATH-AD1000の場合、時計の短針でいうところの9時頃にして使用しています。

他にも色々なヘッドホンで聴きましたが、ヘッドホンの中にはATH-AD1000の逆で「低音が強調されすぎ」という印象のものも多く、これらは±0の状態[FLAT]で聴くことで幾分か改善されます。
曲(録音)によっても低音の強弱(レベル)は異なるのですし、沢山のヘッドホン・イヤホンをお持ちの方も多いと思いますし、この機能はシンプルながら本当に重宝すると思います!

最後にワンポイントです。

iPodなどの「ヘッドホン端子」からMicroShar μAMP109G2につなぐ場合は、iPodのボリュームを最大の8割くらいで留め、音量が不足するようであれば背面のゲインを上げた方が良いと思います。
これは「ヘッドホン端子」からの接続はiPodなどに内蔵されているアンプを介してしまい、内蔵アンプが最大ボリュームに達するとあまり音質が良くないと感じるためです。・
もちろん、iPodのアクセサリーでDockコネクタからの接続であれば気にしなくて大丈夫です。(そっちの方が全然音が良いです。)

それと、USBモデルのサウンド(PC接続時)もほぼ同様でしたので、USBの有無でご購入検討をされてください。

http://www.porcaro-line.co.jp/microshar/products.html

Music3 vs Haydn Grand Special Edition

5月 25th, 2010

僕が今まで聴いてきたモニターの中でもっとも“ビリビリ”っと来たモニターであり、長らくリファレンスとして採用してきたPMC [LB1 (Signature&Classic)]が入手困難になってから久しいですが、4年の歳月を経てようやく新しいリファレンス(ラインナップ)が出揃ってきました!

今日は先日紹介したVienna acoustics(ビエナ・アコースティックス)の「Haydn Grand Special Edition」と、こちらも以前に紹介した当店専売のrevolver(レボルバー)の「Music 3」をvs形式でレポートしたいと思います。

【青・陰のHaydn Grand Special Edition、赤・陽のMusic 3。】

…と、見出しは「かなり大袈裟に対極的に」書いてはいますが、両者の傾向はウリ2つといっても過言ではありません。
(マンガの「タッチ」の達也と和也のように、顔立ちも、性根(2人とも南が好きで、優しくて、野球好き?とか)もそっくりなんだけど、個性が違うみたいな…。)
なので、そのことをご理解いただいた上でこの「vsレポート」を読んで頂けると幸いです。

共通して言えることは…、

●音の輪郭がしっかりしていて、音像がしっかりと定位する「シャープ&ソリッド系」であるということ。
 音の塊を体ごと受け止めたり、熱気あるエネルギーを感じたり、重厚で圧倒的な情報量が魅力というタイプではありません。

●ハイスピード。
 音におけるハイスピードとは…音の立ち上がりが明確で、(実際に出ている)ピーク(音の棘)を丸めず、不自然な余韻(元の音をより響かせたり、滑らかにしたり)などがない状態を示しています。

●高い分解能。
 時に「薄味≒優しい味」「デジタルな画像や音よりも、アナログな写真や音」「ハッキリとした意見よりオブラートに包んだ表現」が心地良い(≒疲れない)ように、音を軟らかく聴かせようとすると高分解能で神経質なサウンドではなく適度にぼやかす様なサウンドとなることがありますが、両機は「あくまでモニターであることを前提」に製作されています。

●高いS/N感。
 ハイスピードに、ハイレゾリューションに音を出そうとすると丁寧さに欠けて荒っぽくなってしまいS/N感を損なってしまう印象を持ちますが、高価なスピーカーにも引けを取らない明瞭でクリアなサウンドです。
 両者は「無理やりハイスピード・ハイレゾリューションにして音を出す」というよりも「素直に自然に音を出す」という素性を持っていて、モニター側で何か仕事をしようという概念がなく、結果「鮮度感の高い透明なサウンド」を出力できているのと考えています。

…次に、Vienna acoustics「Haydn Grand Special Edition」の持ち味は…

◆「Music3」と比べてやや艶のあるサウンド。
 同社特有の味付けと言えると思いますが、「乾いた音までもが湿っぽく聴こえる」ようなことはありません。

◆極々細い針状(線状)の音の粒が数千~数万というくらい無数の数となってこちら(耳)に向かって来て体(耳)を通り抜けていくイメージ。
 大太鼓だろうが、コントラバスだろうが、どんな野太い音でも細かな音の集合体です。その音を形成する音の粒が本当に細かく聴き(感じ)取れます。

◆(僕の理想からすれば)ほんのわずかだけ、少し緩めの低音。
 十分に締まっていて、タイトな低音であることには変わりありませんが…。

◆高音はちょっとキンキン気味。
 これも同社特有かと思いますが、「ちょっと冷たくて、ちょっと硬めで、氷のようなイメージ(なので青)」。
 …なんですが、総じて音に派手さや華やかさ、明るさはなく、淡々と鳴っている印象(なので陰)です。

…続いて、revlover「Music3」の持ち味は…

◇「HAYDN LIMITED」と比べるとパンッと張りのあるサウンド。
 細かさもあるし、レーザー(光線)的なピンポイント感もあるのですが、加えて「弾け飛ぶ・切り刻む」といった鋭利なイメージも抱かせます。
 「HAYDN LIMITED」の針状に対して、こちらは無数の鎌鼬(カマイタチ)が耳に向かって放たれて(体を通り抜けて)いくイメージでしょうか。

◇「HAYDN LIMITED」と比べるとやや明るく、ちょっと厚めで、ちょっとドライなサウンド。
 こちらも「艶のある音が乾いて聴こえる」ようなことではありません。
 決して派手ではありませんが、比較すると「少し元気(なので陽)に、少し能動的に」聴こえます。

◇(僕の理想からすれば)ほんのわずか、ちょっとだけ粗っぽいかと…。
 「HAYDN LIMITED」がクールだったり、「Music3」の方が厚みがある分だと思われますが、ちょっとザワつく感じがあります。
 ただし、その分「力強さやドライブ感(なので赤)」には軍配が上がります。

…と、こんなところでしょうか。

赤とか、青とか、陰とか、陽とか、ちょっと無理矢理にも思えるかもしれませんが、「同じような傾向のものでも、明らかなキャラの違いが出ることを表現したいだけなので」あまり思い込みすぎないようにお願いします。

Vienna acoustics「Haydn Grand Special Edition」はシャープ
revlover「Music3」はソリッド
って書いた方が手っ取り早かったかもしれませんが…。(笑)

またATC SCM7などとも「vsレポート」書きたいと思います!

HAYDN GRAND SPECIAL EDITION

5月 20th, 2010

久しぶりの隠し玉を遂に解禁します!

以前から当社の新たなるリファレンスとして活躍していたVienna acoustics S-1G[HAYDN]ですが、
この度輸入元がCECからアルファメガへと移ることとなったため、しばらくみなさんに紹介することが出来なかった製品があります。

それが、この「Haydn Grand Special Edition (or HAYDN LIMITED)」なのですが、早くこのレポートを書きたくてうずうずしておりました!

【至上最高の分解能・クリアネス】

もちろん「僕の思うに」であり、「この価格帯&サイズ」という点も含まれますが、
この「音の細かさと透明感」はちょっと聴いたことがないです。

S-1G(ノーマルHAYDN)と比較すると…
●HAYDN(S-1G)でも十分、十二分に高分解で、高い透明感だと思っていたのに、あっけなくそれを超えてくれちゃいました…。
●レンジ感も特に低域方向に一伸びしており、唯一の弱点だった低音の課題(深さ・量感・解像度)も改善されています。
●相変わらずの明瞭なエッジ感は「無理やり描かれたような強調された輪郭線ではなく、自然に音の輪郭が耳(目)に映るようなシャープさ」。
●よりすっきりとした見通しで(静かになった時などの)静寂感が向上しています。

…と、要はHAYDN(S-1G)をらしさはそのままに1ランククオリティを高めている「だけ」ではあるのですが、
その「だけ」が、とても大きな差に感じられるLIMITED EDITIONです。

くどいようですが、特筆すべきは「分解能」と「透明感(≒S/N感)」で、
僕の大好きな粒子感に例えると、HAYDN(S-1G)はザラザラした砂粒としたら、HAYDN LIMITEDはサラサラの粒砂といったところです。
液晶やデジカメの画素数などが分かりやすいかと思いますが、例えば画素が4倍になったとすれば、
今まで「1画素(≒1ドット)だと思っていた点(音)が実は4画素だったんだ」と気が付かされるような感じであり、
「おおー、このシンバルって、こんな細かい音だったんだ」…というような場面がしばしばあるのです。
(繰り返しますが、HAYDNでも十分に分解されていると思ってたんですけどね…。)

無論、「細かい」ということは無意味に細かくしているということではなく、粗め(に鳴るのが正解)の音でさえ、
まるでバクテリアが分解してしまうように溶かして(分解して)しまうということではありません!

そして、その分解能がもたらすのが「クリアネス」です。
音の粒子が細かいゆえに音と音がぶつかり合わず、透き通るような奥行きを見せてくれて、1音1音の存在感が高まります。

強いて言えば、その高分解ゆえに「音の厚みや濃さ、密度感を感じさせてくれるサウンドではない」のですが、
もちろん定位も良好で、音の輪郭がありますので音像感もしっかりしていて決して「薄っぺらいサウンド」ではないのが救いです。
あと、旧モデル(同ブランド)特有のちょっと色艶が乗ってる音色感ではあるかな…と。

仕様的な違いですが、基本的にはウーハーユニットが異なるだけです。
伴ってネットワーク(クロスオーバー)若干調整しているようですが、確かにツイーターとウーハーのかぶりが少なくなっていて、見通しが向上している感じがするので納得です。
画像のCherry(茶色)がLIMITED MODELで、赤茶がNORMAL MODELです。
(よーく見るとLIMITEDとNORMALのウーハーの違いが分かります。)

…ということで、長くなりましたが久しぶりの(黒江的)超ヒット製品です!
「LIMITED」の文字通り世界で500セット、日本国内では50セット限定の販売です!
メタル系・ロック系・ポップ系を中心に聴かれている方や「黒江サウンド」に共感いただいている方は「絶対買い!」です。お見逃しなく!

Vienna acoustics [HAYDN GRAND SPECIAL EDITION] \210,000

http://www.viennaacoustics.at/news/HaydnSpecial.pdf

http://www.viennaacoustics.at/products/haydn/haydn.php

P.S.
あ、revolver [Music3]もお忘れなく。(^-^;
この2機種+ATC SCM7(or SCM11)あたりを聴けば1台は必ずアタリがあると思います!