黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 8 【USB DAC編】

10月 19th, 2011

ペースは遅いですが、順調に第8回目まで進んでまいりました。
(途中の紆余曲折・試行錯誤はかなり端折っていますが、)ここまで『リッピングソフト(CDからデータへの変換ソフト)・再生ソフト・USBケーブル』とそれぞれの(黒江的)マイベストを紹介してきておりますが…、(※以前のレポートもご覧ください。)
今回は表題の通り『USB DAC』のマイベストをご紹介させていただきたいと思います。

■north star design : Essensio
まずは、以前にも「大絶賛」させていただいた『north star design : Essensio』です。
以前のレポートは↓コチラをご覧ください。
http://www.digitalside.net/?p=444
以前のレポートでは主にCDプレーヤーからS/PDIF(=同軸デジタル・COAXIAL)での接続によるサウンドの印象を述べておりますが、USBによるサウンドも“vsレポート”の『Aura design : neo』とのCDプレーヤー比較と同様にEssensioの方がS/N・分解能・解像度・レンジ感など、軒並みに(Essensioの方が)上回ります。

更に言えば、Essensioは“192kHz/32bit”という音楽用のデジタルデータ(フォーマット)では現時点での最高峰の規格にまで対応しており、この音質・デザイン・価格などを総合して考えると向こう数年のロングランが見込めるモデルだと思います。
つまり、今買っても「しばらく買い替える必要はない」ということでもありますし、これからコツコツと貯めていただいてからでも遅くはないとも言えると思います。
ただし、ネットワークオーディオには対応していないのでネットワークを必要とされる方や、ネットワークラジオ・AirPlayなどに魅力を感じている方はその辺りの検討もしつつ、入手をご検討いただければと思います。(黒江としては、いずれ外付けのネットワークオーディオデバイスが各社から発売されるのでは…と思っておりますが。)

※同north star design社の兄弟機・上位機種である『usb DAC 32』はアナログ回路用とデジタル回路用の電源トランスを分けたダブルトランス仕様となっており、Essensioをより高S/N・高解像度・高情報量とベースアップさせたサウンドになっております。(キレやスピード感はEssensioの方が良好ですが、)こちらも非常に優秀なDACだと思いますので併せてご検討いただければと思います。

■NuForce : μDAC2
こちらも以前にレポートを書いていますので↓コチラも併せてご覧いただければと思います。
http://www.digitalside.net/?p=432
…が、こちらはあまり気合いの入ったレポートじゃなかったので、もう少し書き足してみたいと思います。

【やや粗く、情報量不足気味ではあるものの、精悍でクリアなハイスピードサウンド。】

端的に言えばこんな感じですが、価格(15,750円)を考えると驚異的な音質であると言えると思います。以前のレポートでもお分かり頂ける通り、数万円~10数万円までのモデルをかなり聴き比べていますが、CP(コストパフォーマンス)という面でμDAC2を凌駕出来たものには出会えていません。(黒江個人ならμDAC2の次はEssensioを買うと思います。)
全体的にスッキリ系のサウンドで、音の輪郭や粒の細かさ、音抜け・キレが良い爽快なサウンドです。

ウィークポイントは低音が薄めであること、(やはり低価格なりに)音が粗めであることや、それなりのS/N感であることに加えて音の濃さ・密度感などは低く、情報量を感じさせてくれるサウンドではありません。
しかしながら、決して他のモデルより見劣りするサウンドでもなく「クリア・シャープ系」の最右翼とも位置付けることが出来ると思います。

ちなみに、初代モデルのμDACは(μDAC2と比べると)『(やはり)やや粗めだけど、もう少し身の詰まった感じで、力強くタイトなサウンド』とった印象で、μDAC2はより明瞭になって線を引き締めた(ら、少しガリッとしすぎちゃった)感じの「μDACの余計な贅肉(=音的には付帯音)をシェイプアップさせた」ようなサウンドになっています。
「ちょっとガリッとした」「情報量不足気味」とあるように、初代μDACと比べて少しスカスカした感じと低域の量感がやや薄いので、これを良しとするかは好みによると思いますが黒江的にはかなりの高評価・好印象のサウンドです。

価格が価格ですので、(黒江的サウンドがお嫌いでない方なら)「絶対に買って損はしないと思う」モデルとも言えるのではないでしょうか。
なお、μDAC2はPCやMacからUSBを介してS/PDIF(=同軸デジタル・COAXIAL)信号に変換する“D/Dコンバーター”機能も持ち合わせているのですが、これがまた秀逸なので「お気に入りのDACは持ってるんだけど手ごろなDDCが無くって…」という方にもオススメです。(ただし、96kHz/24bitまでなのでご注意を。)

P.S.
黒江は初代のμDACとμDAC2を自宅用にも購入しており、(途中USBケーブルもaudioquedt[CARBON]とKIMBER KABLE[silver USB]を何度も何度も交換しながら)15,750円のUSB DACを何度も何度も繋ぎ変えては聴き比べたのですが…、なかなかハマっちゃうもんですね…。^-^;&今までなら「この音・音質がガマンできない!」となって辞めてたと思うのですが、uDAC2が本当に高CPだったおかげでお安く楽しませてもらいました(今でも楽しませてもらってます)。

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 7 【USBケーブル結論編】

9月 28th, 2011

前回の続きです。
(『USBケーブルで音が変わるのか?』については前回のレポートで言及していますので、そちらもご覧いただければと思います。)
今回は表題の通り、“黒江的USBケーブルの決定版”をレポートしたいと思います。

まずは…

audioquest [CARBON]
【S/N感・解像度が高く、すっきりとした見通しのハイCPモデル。】

前回のレポートで紹介したaudioquest [CINNAMON]を聴いて、『理由・理屈・理論は分かりませんが』USBケーブルによって音質に圧倒的な違いが生じることが分かりました。(もちろん、それまでに聴いていたaudioquest [CINNAMON]以外の安価なケーブルでも音に違いがあることは感じ取っていましたが「圧倒的」と書いた通り、付属のケーブルを基準とした場合に於いて音の質の向上はもちろんのこと、『音色を変える(与える)ことで良くなった気がする』といった疑わしい要素が感じられなかったことが大きかったです。)
それではと同audioquestのもう1つ上位のモデルであるCARBONを聴いてみることにしました。

●基本形は癖の少ないクリアなサウンド傾向、強いて言えばわずかにウェット。
●それまで、PCオーディオ/USBオーディオの限界なのでは?…と感じていた「スピーカーの表面に音が貼り付いて剥がれてこない」といった印象から一変、スッと音が体(耳)を通り抜けるようなサウンドに。
 (今まで聴いてきたサウンドを「ベタベタ」とすると、「サラサラ」になったという感じです。)
●全体のヴェール感が2枚も3枚も取れたように透明感が向上し、1音1音や微弱音までが鮮明に聴き取れるように。
●高音はスッと高く伸び、低音は(量感はやや抑え気味ではあるものの)しっかりと出てキチッと収まりの良いサウンドに。
●帯域バランスは非常にきれいで(黒江的には)フラット、キレッキレではないものの、抜けやS/N感の高さでスピード感もかなりの上々。
●音場感は(上下左右に)やや広がりがありますが(もっと広いものがあり)広すぎず、個人的にはこの点も好印象。(広がりすぎるものは好きではないので。)

…と、もちろん、基本的には黒江が好む『シャープ&タイト&ハイスピード系』なのですが、特筆すべきは高いS/N感だと思います。
(結構な高額のモデルまで聴き比べましたが、これ以上(同等はあっても)にはまだ巡り会っていないかもしれません…。)
とにかく(僕だってUSBケーブルで音が変わるなんて「ある意味今でも」信じてませんでしたけど)、はじめて「これならぜひ導入したい!」と思ったケーブルです。(もちろん、実際に買わせていただきました。)
(※セールスポイント的には0.75mなら定価12,600円、1.5mなら定価16,800円と特に1.5mを必要とされる方には非常に高いCPが得られると思います。その他、audioquestのUSBケーブル・HDMIケーブルは軒並みCPが高いですね。)

…が、実はもう1つ、すごいケーブルに行きついてしまいました!

KIMBER KABLE [silver USB (B BUS Ag)]
【HIGH SPEED and AGGRESSIVE SOUND !!】

このサウンドを聴くまでには随分と時間が掛かり、ドラマがありました…。
黒江が好きなKIMBER KABLEですから、もちろん期待はしていましたが同社の電源ケーブルのように黒江的には“大ハズレ”になる予感を抱きつつも、まずはお借りして聴いてみることに…。
USBケーブルにはCu(銅)とAg(銀)があるようですが、ラインケーブルと同等の傾向であればCuの方が“より”好みなはず。…と、まずはBBUS Cuの手配をお願いします。

数日後に届いたCuモデルを聴いてみたところ…………正直、微妙です…………。
音にパンチがあり、パワフル、見通しも良好…と、決して悪くはないのですが、今1つすっきりとしない印象です。全体的に音が太めだし、そのせいかちょっと鈍足気味ですし、やや暗い感じもします。
「うーーーーん。はぁー。」…と、ちょっと落胆しましたが、「んんんん?待てよ?」と思ったわけです。「CuのウィークポイントはAgなら解消されるかも?!」…と、早速Agモデルをお願いしてみます。(って、本当は両方同時に来るはずだったんですけど手配ミスがあったんです…。笑)

更に数日後に届いたAgモデルを聴いてみたところ…………正直、すごいです!

●基本形は癖の少ないクリアなサウンド傾向はCARBONと共通、こちらも少しだけ艶やかな感じがあります。
●CARBONに比べると音場は狭く、広がり感は望めません。
●やはり低域はモリモリの量感ではなく、少し抑え目。
●音のキレ・粒子感・分解能は抜群・秀逸。(シンバルのジャリジャリ感・ディストーションのザラザラ感が最高です。)
●S/N感はわずかにCARBONに軍配が上がりますが、奥行き感・スピード感はsilver USB (B BUS Ag)が圧倒です。
●低域の輪郭やスティックやビーターのアタック音、巻き弦の歪み・粒立ちと尖った(ピーク)サウンドの再現力が秀逸です。
●フォーカスが非常に良好で、各パートの定位感も抜群だと思います。

…と、USBケーブル1つでこれだけのサウンドが出ることに驚いてしまいましたが、とにかくイチオシのケーブルです!(もちろん、こちらも買わせていただきました。自宅でもお店でも2つを使い分けています。)
(※セールスポイント的にはCARBONに比べるとあまり大きなことが言えず、1.0mが定価18,900円、1.5mなら定価28,350円とちょっとお高め…なので、1.0mで足りる方にオススメしたいです。)
『ちなみに、KIMBER KABLE [silver USB (B BUS Ag)]は限られたショップでしか取り扱っていないので、ぜひ(当店:ザ・ステレオ屋)にお問い合わせください!』

オマケの見出しとして、
【アグレッシブならsilver USBを、オールラウンド&スタンダードならCARBONがベスト。】
【コストパフォーマンスは1.0mならsilver USBに、1.5mならCARBONがベター。】
とも書いておきます。

黒江以外にも「USBケーブルで本当に音が変わるの?」「どのくらいのを買っておけばいいの?」という方が多くいらっしゃるかと思いますが(『黒江的サウンド』でよろしければ)、この2つの決定版のどちらかをお求めいただければと思います。
(もう少しお安いモデルだと、前回のレポートのFURUTECHや最近発売されたMONSTER CABLEなどもお勧めです。※MONSTER CABLEは後日にレポートを少し書く予定です。)

P.S.
しかし、USBケーブルでなんで音が変わるんでしょうね…。

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 6 【USBケーブル編】

8月 31st, 2011

大減速気味の連載ですが、今回からは総括として機材の方をご紹介させていただくことにしました。

…って、前回の最後で『黒江的に』絞り込んだラインナップはすでに察していただいたことと思いますが…。

【なぜ音が変わるのか、ハッキリ言って分かりませんが効果絶大のUSBケーブル!】

まずは[USB CABLE]です。
見出しの通りではありますが、電源ケーブルと同じくらいかそれ以上に「なぜ音質・音色(傾向)が変わるのか本当に不思議」です。
まず、USBケーブルはPC/MacからUSB-DACへ『データ』を送っているに過ぎません。

この際、送られているデータを「例えば0.1秒間分だけ取り出して並べてみた」とします。
すると…
『0010100011101010010101101101010110101111101010110111010111010101』
…このような感じでデジタルのデータが流れているわけです。
(実際はもっと多いですし、低ビットレートのMP3と高ビットレートのFLACであれば、同じ0.1秒間でも送られているデータの量が100倍くらいの差になることもあります。)

…で、みなさんは(例えば上記の様な)このデータだけで(それが必ず何らかの音楽(音声)データだとしても、)MP3なのかWAVなのかWMAなのかFLACなのか、ビットレートがどのくらいであるか分かりますでしょうか。(少なくとも僕には分かりません…。)

つまり、データとして送られている時点ではまだ“音”ではなく、ただのデータなのです。

踏まえて、話を元に戻します。

「なぜ音質・音色(傾向)が変わるのか本当に不思議」なのですが何よりも一番不思議なのはUSBケーブルによって低音の量感が上がったり、高音がより聴こえることがあることです。
アナログの音声信号を送っているのであれば、導体のインピーダンスやわずかな抵抗値、外来からのノイズや物質的な振動係数などで多少の変化が生じる可能性はまだあると思います。(それでも僕は理論的に、科学的には証明できませんが。)
しかし、USBケーブルは(まだ高域も低域もない)データを伝送しているだけなのに明らかに聴こえてくるサウンドのイコライジング(周波数帯域の山)がUSBケーブルによって違うのです。

これでは『USBケーブルは自分が流しているデータを解析・分析して、低域・高域に分けていることになる』わけです。(んなこと、あるわけないんですが…。)

…なので、ハッキリ言って「USBケーブルで音が変わるなんて、(特に低音や高音が強調されたり減衰するなんて)理論的にはありえません。」が、変えてみると音が違うので非科学的でも構わないという方だけこの先をお読みください。(笑)

(もう随分経っちゃいましたが、)聴いてみたのは…
FURUTECH・ortofon・Fostex・Zonotone・SAEC・ACOUSTIC REVIVE・WIRE WORLD・NORDOST・MONSTER CABLE・audioquest・KIMBER KABLE・etc….
…と、主要な国内外ブランドはほぼ全て(全モデル)です。

最初はFURUTECH [GT2]が(黒江的には)申し分のないサウンドでリファレンスに決定しかけていました(高価なモデルも色々と聴きましたが、好みと異なるものばかりで…)が、
audioquest [CINNAMON]を聴いたところから(黒江のベストセレクトは)一気に動き出すことになります。

気に入ったものだけ手短に書いてみますと…

FURUTECH [GT2]
いわゆるクリア系。サウンドが曇らず、立つところは立ち、キレが良いのが初期ベストの理由です。
やや高音がギラ付いてウェットな点、S/N・解像度・抜けといった基本的な音質の水準、低音の丸みが気になりますが比較的安価なので初めての1本には最もオススメしやすいです。

audioquest [CINNAMON]
こちらもクリアではありますが、クリア系を主張するような「白よりも白い」感じではなく、自然な透明感。バランスもきれいで癖が少なかったのでGT2と良い勝負になりました。
GT2に比べるとやや高域がさみしい点とスピード感やキレがもう少し欲しいところです。

…続きます。

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 5 【再生ソフトの黒江的結論】

7月 12th, 2011

(キリがないのでとりあえず、)再生ソフトの最終回です。
(前回同様に先頭の◎○△×は大まかな評価です。黒江的好み度はSランク→A+ランク→Aランク→A-ランク→B+ランク…と続きます。)

今回は、まだコメントを書いていないソフトもありますが、タイトルの通り『黒江的』ランキング形式で発表してみたいと思います。

さて、(栄えある?)黒江のベスト1に輝いたのは…………!?

[No.1]
◎StealthAudioPlayer
MidRadio PlayerやFrieve Audioと比べると「わずかにアタック感が弱いか?」という点があるだけで、スピード感・定位・粒立ち・アタック音(音の立ち上がり)・キレ…と音に関しては言うこと無しです!
中でも何よりも評価したいのが“高いS/N感”であり、何もない空間にパッと音が現れては消え、現れては消えるといった感じであり、音像も明瞭に定位します。
音の傾向はASIOドライバーを使用するためか“cPlay”と似ていますが、こちらはcPlayよりも更にS/Nが高くクリアで(黒江的には好まなかった)cPlayの(アップサンプリングをしたような人工的な?)音場の広さなどのような癖が無く、1音1音も音像もタイトなのが決め手でした。
黒江的好み度:A

…が、一方で使い勝手は最悪の部類です。
曲送りやストップまですべて“XXXXXXXX.BAT”というバッチファイルと呼ばれるファイルを実行して行わなくてはならず(これが地味に面倒…)、且つ、ASIO(4ALL)必須・(デフォルトでは)MP3再生不可と3重苦。
更にPCオーディオの“超利点”とも言える「簡単にたくさんの音楽ファイルをリスト再生できる」という利点にはほど遠く、一度にたくさんの曲(アルバム単位・ジャンル単位・アーティスト単位・任意)を聴くためには「CUEファイル」というリスト用のファイルを作成しなくてはならず、これがまた面倒…。
(その時の気分で1曲ずつファイルを拾って再生できる「手元に余裕のある方」向きですね。)
…ということで使い勝手は「ホント最悪」です!(GUIのコントローラーでも作ろうかな…。笑)

[No.2]
◎Frieve Audio
StealthAudioPlayerと比べて不満があるのはS/N感と(そのS/N感不足から来る?)総じての抜けが「あと一歩」という感じだったためです。
ただし、スピード感・アタック感は抜群で「下手な細工を感じさせない」聴いていてスッキリと耳に飛び込んでくる高鮮度サウンドです。
とにもかくにも、やはりStealthAudioPlayerの「空間にパッと音が浮かび上がる」ような感じがあと少しあれば…といった(No.1目前の)非常に惜しいプレーヤーでした。

実はこのFrieve Audioは2007年に開発が終了している老舗プレーヤーソフトであり、昨今のPCオーディオ(ブーム?)の前からすでに高音質と定評の高かったソフトだったので黒江もはじめて目にする名前ではありませんでしたが、今回はじめて聴き比べた次第です。(改めて先人達の感性の良さに脱帽いたしました。)
使い勝手もStealthAudioPlayerに比べれば“超イージー”であり、WAVはもちろんMP3も簡単に再生できるのでPCの操作に長けていない方にもぜひお勧めしたいです。
黒江的好み度:A

[No.2]
○(~◎)MidRadio Player
さんざん悩んだ挙句、Frieve Audioと同順位の2位とさせていただきました。(気持ち的にはFrieve Audioが2.0位、MidRadio Playerが2.1位って感じです。)
解説に関しては以前のレポートをご覧いただくとして…、
上位2種との簡潔な比較レポートを書くとすれば「StealthAudioPlayer・Frieve Audio」はCDプレーヤーで言えば「Aura neo」のような切れ味とスピード、S/N重視という位置づけに対し、「MidRadio Player」はPRIMARE(旧シリーズ)やTEACなどのアグレッシブ系のサウンドです。
とにかく鳴りっぷりが良く、1音1音がクッキリ・ハッキリと明瞭のことに加えて、アタック音・シャウト・ディストーションのエッジが立っていて、ドライブ感と疾走感を併せ持った「暴風雨サウンド」みたいなところが非常に好みでした。
なお、ASIOドライバーなどは使用しておらず(使用できず)、難しい設定なども必要なくWAVやMP3を簡単に再生できるのでASIO(4ALL)非対応のデバイスをお使いの方には決定版となるソフトかもしれません。
黒江的好み度:A

[No.4]
○(~◎)Wave File Player for Reference (& for Experimental)
「4位」と位置付けるよりは番外編と位置付けた方が正しいのかもしれませんが、ソフト名の通り「WAVファイルを鳴らすためだけ」のWAV専用プレーヤーです。
まず、他のものと比べて「高い解像度・情報量」が特徴として挙げられます。
(何が正しい音かは分かりませんが、)総じてきれいでフラット、奇抜なサウンドではなく安定感を感じさせるサウンドで「これもまた1つの正しい音」と思わせる丁寧さを印象づけます。
2つのエディションが用意されていますが、(原則同じサウンドがベースで)Ref.はS/N型でよりスッキリとしたサウンドステージ、Exp.は情報量型でダイナミックレンジに優れアタック音が明瞭といった印象でした。
ガツンと前には来ませんし、キレっキレのエッジ感もありませんし、シャープなスピード感があるわけではありませんが、体を通り抜けてゆくようなハイレゾリューションサウンドだと思います。
黒江的好み度:B+

【総評・考察】
まず、すべてのソフトに於いてアップサンプリングなどのサウンドを加工する機能は使っておりません。WAVファイルは44.1kHz/16bit、MP3なら128kbps~192kbpsの元ファイルのまま比較試聴をした結果です。
なお、主な使用機材は…

[PC]
hp : nx6320 (Windows XP SP3/MEMORY:1GB)

[USB CABLE]
KIMBER KABLE : silver USB (B BUS Ag)
audioquest : CARBON

[USB DAC]
NuForce : μDAC2 (uDAC2)
north star design : Essensio
Aura : neo (USB入力)

(※機材やUSBケーブルについては次回以降のレポートにて!)
…となっており、アンプは相変わらずのTEAC AG-H600またはONKYO A-7VLのデジタル入力を使用しています。

……と、総括・考察だけでもう少し長くなりそうなので一旦ここまでで更新します。

Vienna acoustics Haydn Grand Symphony Edition

6月 6th, 2011

HAYDN GRAND SYMPHONY EDITIONは↓こちらからお求めいただけます。
『ザ・ステレオ屋 オンラインショップ(BASE店)』
https://digitalside.thebase.in/

今日は2本立てで書けそうなので書いておきます!

【Haydn Grand Symphony Edition ≒ Haydn Grand Special Edition】

(ご周知の方もおられるかもしれませんが、実は)先だって完売しました『Haydn Grand Special Edition』は当店が日本で一番(=世界で一番?)多く販売させていただいたのですが、(その最後の試聴機を残しておいたので)この度の新モデル『Haydn Grand Symphony Edition』との比較試聴をさせていただきました。

…で、結果なのですが、見出しの通り「ほぼ同じ(目をつぶって聴かされたらたぶん分からない)」です。

…って、実はこれは当たり前の結果と言えると思います。
それは『Haydn Grand Symphony Edition』は『Haydn Grand』のウーハーをスパイダーコーン(ウーハー)に変更し、それに伴ってネットワークを調整したモデルだからです。
これは『Haydn Grand Special Edition』と同じ変更点なのです。
結果的には『Haydn Grand Symphony Edition』の量産モデルといっても過言ではないと思われます。(その割に値段は上がりましたが、SEユーザーへの配慮かもしれませんね。)

もちろん、輸入元さんからも少し早目に情報が入っており「仕様上はSymphonyとSpecialに相違点が無い」ということでしたし、(いの一番に聴かせていただけることになったので)それであれば「同時比較試聴」がベストであると思い、あえて『Haydn Grand SE』を“手放さずにとっておいた”というワケなのです。

見た目もまったく同じです。(ネットワークまでは引っ張り出しませんでしたが、せいぜい誤差範囲かと思われます。)
大きく違うのはフィニッシュだけです。ピアノブラックやローズウッドなど、選択肢が増えましたが(その分?)値段が上がりました。
また、Special Editionに付いているCDは付属しません。

なので、サウンドのレポートは以前のリンクをご参照ください。
(決して手を抜いているのではなくて、本当に同じレポートなんです。^-^;)
なお、Mozart Grandも同様の変更ですので「以前のモデルの方が好きだった」という方も少なくないと思われます。

http://www.digitalside.net/?p=375
http://www.digitalside.net/?p=381
http://www.digitalside.net/?p=390

ONKYO A-7VL

6月 6th, 2011

前回までの再生ソフトが佳境に入ったところでしたが、今日はちょっと脱線(…というか、いつもの路線に戻って)してアンプのレポートを(急ぎ足で)書きます!

【黒江的サウンドでは至上最高のCP機&至上最高の制約機】
(※最後まできちんと読んでください。)

とにかく、すごいサウンドなのでいつも通りに箇条書きで褒めちぎります!
●もちろん、ハイスピード。
「超」が付いても良いかもしれません。何だかぶっちぎりのスピード感です。

●もっとも強力な武器は「音のキレ」です。
スピードに加えて、かなりのキレを持ったサウンドです。

●低域のタイトさとアタック感。
量感も薄くならず、しっかりと低音が出ている印象であり、深さも上々でありながら輪郭が明瞭です。…なかなかこういった低音を出せるアンプは少ないのではないでしょうか。

●高域の伸びと繊細さもあって、高いレンジ感を誇ります。
低域のみならず、高域も非常にきれいに出ている傾向で、とてもこの価格帯の印象ではありません。
粒立ち・分解能が良好なことに加えて、(粒立ち・分解能が良好であると失われやすい)アタック感もしっかりとしています。
TEAC AG-H600は高域の伸びや繊細さにやや欠けるので、A-7VLを聴いた後にAG-H600を聴くと少し暗く感じます。

●デジタル系の強みか、非常に高いS/N感。
何もない空間にスッと音が現れては消え、現れては消えるようなクリアな見通しです。
TEAC AG-H600のS/N感がやや悪いので、余計に高いS/N感が際立ちます。

続いて、(あまり過度に期待しないでいただきたいので)この辺はもう少しかな?という点です。
○全体的に音が前ががりで、奥行き方向は望めません。
tangentのEXEO AMPと同傾向で、いわゆる「アグレッシブ系」という位置づけです。

○広がりや、定位感はもう少しといったところ。
広がりは黒江も必要としていないのですが、やはり奥行き感の点で楽器の位置関係に少し不満があります。
(左右の位置関係やボーカルの定位は上々です。)

…と、あまり悪い点も無く『奇跡の1台なんじゃ…?』という感じではありますが、最後に大きなオチがあります。
それは『上記すべての印象は「同軸デジタルで接続した際に限る」サウンド』であるということです。

しかも、この印象を持ったのは他ならない当店のリファレンスCDプレーヤーである「Aura neo」を用いた場合(のみ)であり、他のプレーヤーではまったく違った見解(CDプレーヤーのサウンド傾向に依存)となります。

なので、A-7VLだけを購入されても、上記の様なサウンドが得られるわけではないので「要注意」を…。

ちなみに、アナログ入力でのサウンドはというと…、「ノーコメントにしたい」といった印象とだけ…。

でも、トランスポート次第ではメチャクチャいいサウンドだと思うので、ぜひ1度チェックしてみてください!

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 4

5月 25th, 2011

前回の続きです。
(前回同様に先頭の◎○△×は大まかな評価です。黒江的好み度はSランク→A+ランク→Aランク→A-ランク→B+ランク…と続きます。)

○Audioactive Player
MP3専用なのですが『透明感・解像度・音の粒立ち・スピード感』など、かなりハイスコアです。
加えて、(プログラムの)ファイルサイズ・実行時のリソース(メモリー)消費などが小さく(MP3ファイル自体も軽量なので)、ロースペックなパソコンでも安定して稼働するのがポイントです。
最近(購入)のPCであれば他の作業をしながらの「ながら聴き」の際にメイン作業の(処理能力の)邪魔にもなりませんし、10年前…は分かりませんが4,5年前くらいのPCなら十分に安定して動いてくれますので気軽に扱うことが出来ます。
黒江的好み度:B+

○~(△)SoundPlayer Lilith
正直に言って「かなり好みではない音(作り)」なので無評価の方が良かったのかもしれませんが、プレーヤーでかなり音作りをしているのではないかという印象が強く「本当に同じWAVファイル・MP3ファイルを再生しているのだろうか?」…といった“興味深い体験”をさせてくれることと思いますので、ぜひ一度聴いてみていただければと思い、紹介させていただくことに。
情報量や解像度が高く、滑らかな音質なので高圧縮のMP3などは上手くケアされているサウンドです。
黒江的好み度:D

○WINAMP
こちらは老舗の(高音質でも?)かなり有名なメディアプレーヤーです。
(“老舗”とある通り、かなり前からWindows標準のWindows Media Playerよりも音質が高いことで知られていた気がしますが、いつの間にか動画にも対応していたんですね…。)
やや歪っぽく、ちょっと粗いかな?と感じる面もありますが粒立ちは上々で黒江好みのサウンドです。
…で、中でも僕が注目したのはインターネットラジオ機能なのですが、(紹介している数々の再生ソフトにはインターネットラジオ機能を持ったものは少ないですし、)今のところインターネットラジオに関しては最も高音質なのではないかと思っております。
WAV・MP3はもちろんのこと、対応フォーマットも豊富ですし、常駐させておくにはかなり有用かもしれません。ちょっとプログラムが重めですが…。(Lite版があるけど、こっちの方が音質良いのかも?!)
黒江的好み度:A-

○(~◎)MidRadio Player
今回の探求の中で、個人的には最も“嬉しい発見”だったソフトです。
foobar2000・cPlayときて「うーん。悪くないんだけど何だかどこかオーディオ的(味付け)なんだよな…。もっとバシッと鳴るヤツはないんだろうか。あと、ASIO(4ALL)じゃなきゃダメなの?」なんて思っていた時にこのソフトを聴いたのでとても刺激になりました。

具体的には『ちょっと歪みっぽい?のと、S/N感ではcPlay・foobar・Stealth(ASIO系)に及ばないのですが、何よりスピード感・アタック感が最高』です。
加えて、cPlayなどで顕著な「プレイリスト作りが不要」で「ファイルを開く」だけでWAVもMP3もリストアップして聴くことが出来ます。
更に加えて、ASIO4ALLが不要なのでどんなPC&DACでも気軽に使えるのも+評価です。(気軽に使えなきゃPCオーディオとしては-ですもんね。…と思ってますので。)
それと、音圧がやや低いのでご注意を。
(サイトにはVer.7とVer.6がありますが、黒江的には断然最新Ver.でした。S/N・スピード・分解能・粒立ち・キレ…と、総じて鋭さが全然違うんですよね…。)
黒江的好み度:A-

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 3

4月 27th, 2011

前回の続きです。

前回はiTunes・Windows Media Playerを基準としてfoobar2000の高音質さを紹介しましたが、今回は以前の様に一覧リスト&ワンポイントでご覧ください。(先頭の◎○△×は大まかな評価です。黒江的好み度はSランク→A+ランク→Aランク→A-ランク→B+ランク…と続きます。)

×iTunes
いきなりの「バツ」評価ですが、当レポートの趣旨からしても“スケープゴート”的なポジションになってしまっておりますのでご容赦ください。
具体的な感想としては、やはり「モヤモヤ・モワモワしている」という感じが非常に高く、S/N・解像度などが「及第点に満たない」といった印象です。

また、数少ないWindowsとMacの両環境でおそらくほぼ同一と思われるソース[プログラム]の再生ソフト(アプリケーション)ではありますが、音質の評価はMacでの試聴でも同様(に低評価)でした。
…と、あまりケチばかりつけてもなんなので勝手ながら背景を考察してみましたが、(先ほどは“再生ソフト”と書きましたが、)『そもそもiTunesはiPod/iPhone/iPadの管理および、ライブラリの管理、音楽・アプリの購入、その他(インターネットラジオ・ポッドキャスト・ホームシェアリング・レンダラー)と多機能なマルチメディアアプリケーションであって再生ソフトではない』のですよね…。
現にAppleは「多機能化やiPod/iPhone/iPad/AppleTVの新たな機能への対応」をうたっては来たものの、一度たりとも(iTunesが)「高音質」であるとうたったことはありません。(…よね?)それであれば妥当な評価なのかも…とも思うのですが。
黒江的好み度:C-

×Windows Media Player
iTunesほど(の多機能)ではないですが評価の理由は同様です。
ただ、個人的に音質はiTunesほど酷くはないと思っています。(音が明るめで少し抜けが良い感じです。)
ただし、リファレンスとなるような音質は期待できませんので辛口評価ということで…。
黒江的好み度:B-

△foobar2000 (with ASIO4ALL)
「色々な方から叱られそうですが、色々と聴いてきた結果です。」ただし、結構な好みで(僕の)評価を落としていることは間違いありません。
音の綺麗さ・広がり・情報量は高く、素直に評価しておりますが、悪く言えば「小奇麗なだけの、いかにもオーディオ的な作られた音」といった印象です。(ちょっとオーバーに書いてますが…。)
音が全体的に大人しく、やや滑らかになっているのでそれを“ビットパーフェクトが為せる情報量(の多いサウンド)(※仔細はまた後日)”と思い込んでしまうのかもしれませんが、個人的には「巷で言われている(決定版と言う)ほどのものではない」と思っております。
加えて、“ASIO4ALL”という+αで完全に盲信してしまう傾向があるのかもしれませんね。
黒江的好み度:C

◎cPlay (+ cMP with ASIO4ALL)
foobar2000と同様にこちらも比較的有名で評価の高いソフトですが、こちらは僕も高評価でした。…と言ってもやはり個人的に好みだったからだと思います。(そういう意味ではfoobar2000もきっと好み次第なんですよね…。^-^;)
ただし、僕の評価はSSE2版が圧倒的に高く“◎”ですが、SSE3版は“△”くらいになるかもしれません。

高評価の理由ですが…とにかく音が細かいです。そして、ハイスピードでクリア。
欲を言えば「音が少しスカスカしていて、(平面的にスピーカーの前で広がり)飛んでこない」ので「もう少し音が前に鋭角に向かって来てほしい」と思う点です。

更にcPlayとペアで動かすとWindowsの音楽再生に不要な機能を抑制できて更に音質が向上する“cMP”の効果も認められますが、(環境によっては)システムがやや不安定になりますし、無くても十分なので個人的には使用しておりません。(cMP使用時は音の余韻などが強くなり、好みから遠ざかる印象も。)
…ですので巷の評価と同じとは言え、巷では『cPlay SSE3 + cMP with ASIO4ALL』なのに対し、僕は『cPlay SSE2 with ASIO4ALL』なのでご注意を。
黒江的好み度:A-

…と、また次回に続きます。

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 2

4月 19th, 2011

ちょっと間が空きましたが、前回の続きを書いていきます。

[2]再生ソフト(ドライバー)
前回はCDの音楽・曲データを(正確に、元の録音通りに)リッピング(抽出)するソフトに触れましたが、今回はそのデータを再生するためのソフトです。
前回も述べましたが、黒江はFLACなどの高音質音源には今のところ関心がなく(関心のあるジャンルの配信がなく)、あくまで「CDで再生していたものをPCでいかにCDに近い再生ができるか」を主眼としています。

また、いつものアンプ・CDプレーヤー・スピーカー・ケーブル類のレポート時と同じく、「いかに色付けのない再生を得ることが出来るか」が重要であると考えておりますので、「このソフトは理論的に高音質であるはず…」といった概念はあいにく持っておりません。
こちらも、あくまで「(同じWAV・MP3ファイルなどを)異なるソフトで聴き比べて、よりCDプレーヤー(現在のリファレンスAura neo)で聴いている音に近い」ものを選出しています。

なお、PCオーディオに関しては、この“理論的”という点で色々と補足したい点もありますので、そちらはまた次回以降にでもまとめたいと思います。

■試したソフト
 ●iTunes
 ●Windows Media Player
 ●foobar2000
 ●cPlay (+ cMP)
 ●StealthAudioPlayer
 ●Wave File Player for Reference (& for Experimental)
 ●Audioactive Player
 ●SoundPlayer Lilith
 ●Frieve Audio
 ●Winamp
 ●MidRadio Player
 ○Activate Sound in SafeMode
 ○ASIO4ALL

※Windows 7やMacは別の機会にあらためさせてください。

もちろん(前回のリッピングソフトも)ここに列挙した以外のソフトも聴いていますが、とりあえずメジャーどころと(普通の方にとってはマイナーだけど)既存のPCオーディオユーザーの間では高音質で有名なもの、その他を聴いてみました。
本数が多いので1つずつのレポートは割愛しますが、それぞれの(僕なりの)感想をご覧ください。

『iTunes』『Windows Media Player』…は、もちろんの登場です。しかし、巷で言われている通りに再生の音質はとても称えられるものではないと思います。特に「iTunes」は…と思ってしまいました。
(双方ともにソフトのバージョンで音質が異なると言われていますが、iTunesは古いのでVer.6から最新Ver.10まで、Windows Media PlayerもVer.6からVer.11まで聴き比べてみたところ「確かに違うし古い方がまだマシだけど、低レベルの攻防かな…」と。)
(ちなみに、古いバージョンは仕事用のPCに「Windows2000」があるため用意できました。iTunesは結構たくさんのバージョン(のインストーラー)を保存しています。^-^;)

続いて、大本命の『foobar2000』です。やはり前述の2本に比べて全然違います。モワモワ・モヤモヤしていたのがスッキリした感じで、空間・広がりもあり、さすがに定番中の定番になっているだけのことはあります。
なお、この『foobar2000』ではじめて『ASIO4ALL』というものを使ってみました。

◆ASIO4ALLとは…
よく、「WindowsよりもMacの方が音が良い」と言われていますが、その素因の1つ(…いや、すでにMacのハードはWindowsと同じものだから「そのすべて」かな?)にOSが音を出す仕組みが異なる点が挙げられます。
Macは何かしらかのソフトで作られたサウンドをそのまま出力するのに対して、WindowsはKernel(カーネル)というOSの心臓部に一度サウンドを送り、その中のミキサーを通ってから出力しているのです。
(ソフトの音量をMAXにしてるのに、音が出なかったり、小さかったりして、調べてみたらタスクバー右下の「スピーカー?ラッパ?メガホン?みたいなマーク」をダブルクリックして出てくるミキサーパネルのボリュームが小さくなってたせいだったことがありませんか…?あれがカーネルミキサーです。)
つまり、簡潔に言えば2回ミキサーを経由してしまっているワケなので音質が劣化すると言われています。
そして、『ASIO4ALL』はこのカーネルミキサーをスキップしてサウンドを出すというドライバー(パッチ)と呼ばれるソフトです。(スキップしてるとは言ってもミキサーが無効になるわけではないのですが…。)

『ASIO4ALL』を介したサウンドは更にクリアになりました。先ほどのモワモワ・モヤモヤがもう1ランク取れ、広がりも更に出ます。
…ということで、しばらくはこの『foobar2000 with ASIO4ALL』がリファレンスプレーヤーソフトとなりました。…が、

続きます。

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)

3月 15th, 2011

『2011年3月11日14時46分』地震の瞬間はお店の近所のスーパーに(遅い休憩中で、たまたま買い物に出ていて)居ました。
カゴに数点の品物を入れつつ奥に進んでいたら、グラッと来たと同時に(…か、停電の方が早かったくらいに?)停電しました。

一瞬、ただの停電かと思っていましたが、揺れを感じたのですぐに入り口付近まで戻りました。
すると入り口付近にはおばちゃんたちが群がっていて立ち往生していたので『出た方が良いですよ!』と声を掛けて外に出させます。
(「建物の外と中、どちらが安全か」というところはありますが入り口付近に固まりすぎていたので、そちらの方が危ないととっさに判断しました。)

自分も外に出ましたが、「これはヤバいな」と確信します。(信号や電信柱が稲穂のように揺れ、アスファルトが波打っていました。)
…けど、カゴを持ったままだったので入り口に置いて(店員さんゴメンナサイ…)揺れ続けている中をダッシュでお店に戻ります。
幸いお店には大きな損害・ケガ人などはなく、自宅も最小限の被害でした。

僕自身も震災にあったことは事実であり、そのことは「不運」なのかもしれませんが、たったこれだけで済んだのですから「幸運」であったと思っています。

(僕の親族や知人にも甚大な被害を受け、今でも受け続けている方がおりますが、)
数万人、いえ、きっと数10万人の被害者が出るであろう大災害であると思われます。
(望みは薄いと思っていますが、今はまだ犠牲者とは書けません…。)

被害にあわれた方へは心よりお見舞い申し上げます。
そして、亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。