少々ネタ的には古いのですが…、今日は久しぶりに「電源関連」のレポートを書こうと思います。
…というのも、ようやく長年のリファレンスに変わるコンセントを見つけたからなのですが…。
(※先に言っておきますと新製品のコンセントではなく、比較するのが&レポートを書くのがずいぶんと遅くなっただけです…。)
まず、(先に画像を見てもらった方がいいかもしれませんが、)以前からのザ・ステレオ屋ユーザーさんや当店の従来のコンテンツをくまなく見てくれている方にはおなじみのFim [Model 880](写真左端)が今までのメインであり、不動のリファレンスでした。
Fim [Model 880]はとにかく分解能に優れていて、定位感、スピード感が抜群。
広がりや華やかさ、低音を効かせる、艶が乗るなどの「音楽性」「オーディオ的」な要素は“まったくありません”が、「モニター的」な正確さ、脚色の無さは僕を筆頭にザ・ステレオ屋のユーザーさんの間では“これ以外に無い!”というくらいの鉄板コンセントだったのです。
(※S/Nやレンジ感ではFURUTECHのロジウム(主に[FP-20A R])に軍配が上がるので当時はこの2つを同格としていましたが、Fimの生産終了後しばらくは“止む無く”FURUTECHのみをリファレンスに格上げしていました。…が!、正直どちらか一方をとるのならFimをとりたいと思っていたほどです…。P.S.『FURUTECHもマジで好きですよ!』)
ちなみに、ここでいうFimはコンバックコーポレーションが本国Fimに(いわゆるOEM的に)作らせていたFim [Model 880](灰Fim:文字通り灰色ボディのFim)であり、海外で通常
販売されている青Fim(文字通り青いボディのFim)や、最近流通している金メッキモデルとはまったく異なります!(※ぜんーっぜん!音が違うのでご注意ください!)
そして、月日は流れ、その間にもたくさんのコンセントを試してきたのですが…………、
ようやく「これだ!」ってコンセントを見つけました!
…………それが、the j1 project [JPC2-15](写真右端)なのです。
あまりグダグダ書いても何ですので、端的にいきましょう。
Fim [Model 880]と同等またはそれ以上と感じられたのは、
●やはり高い分解能。(Fimよりも細かさという点では上だと思います。)
●音の繊細さ。(分解能と≒ですが、か細い音・か弱い音・微弱音・余韻などのレベルの小さな音の再現性が高いです。)
●広がり。(Fimには全然なかった≒物足りなかった、音の広がりがあります。)
●スピード感。(Fimのバシバシと切り裂くようなスピード感ではなく、細かい粒が(身体を)突き抜けていくようなスピード感です。)
●低域のタイトさ。(タイト≒薄めとも言えるので、好みによっては減点対象かもしれません。)
Fim [Model 880]方が上(かな)と感じられたのは、
●音の激しさ、良い意味での粗さ(荒さ)の表現・再現性。(厚い・熱いと言うべきか、ストレート・無骨・素直な感じはFimの方があります。)
●定位感。(the j1 project [JPC2-15]もビシッと定まるのですが、Fimはよりどっしりとしていてドンッ・バンッと音像の存在が出ます。)
●スピード感。(激しさの分?、ちょっとだけFimの方がハイスピードです。)
…と、Fimと聴き比べても遜色ありません。
Fimに比べると、「よりシャープになっていて、とにかくきめ細かい」という印象が強いのですが、僕の大好きなスピード感が損なわれていないのが好印象・高評価という感じです。
また、Fim同様にこの[JPC2-15]もノンメッキであり、不要な音色や響き、色づけがないのも同様であり、大きな共通項と言えると思います。
ちなみに、価格は6,825円とFimより2,000円くらい安いのでぜひぜひ気軽に購入してください!
(発売より2年くらいは経ってるはずなので、急がないと終了しちゃうかも?笑)
P.S.
写真中央のJODELICA(ジョデリカ)[THE SOUND SOURCE]もレポート予定です!
2010/08/06 追記:
http://blogs.yahoo.co.jp/digital_side/27908380.html
にて以前にプチレポートを書かせていただいておりますが、タップケースの違い(相性)や、聴き込んだ時間などが異なりますので、若干異なる点がありますが最新の当レポートをメインとさせていただきます。